その後に鈍い音がした。


………しかし記憶がない。


「誰か!!誰か救急車っ!!」


そう叫ぶ男の声で我に返る。


前方には、さっきまで笑ってた恋花ちゃんが倒れてる……


「和泉くんのこと好き」


そう言ってくれた矢先だった。


「恋花ちゃん………ねぇ……」