「とりあえず、今日はもう8時になるし、帰るよ。」 自分の腕時計を確認すると机のうえに並べられた資料をまとめ始めた。 「次はまた金曜日に来るからそれまでちゃんと自分で勉強しとけよ。」 「…はい。」 素直に返事をしたあたしを見て一瞬驚いた顔をしたけどすぐに、 「良い子。」 また優しく頭を撫でた。 「じゃあ、また金曜日。」 そう言って部屋を後にした宮村浩太。 火照る頬がとても熱い。 あたし… 何かわからないけどダメかもしれない… 何が…? わからない。 でも、ダメかも…