俺様と相合い傘


授業が終わり美姫を起こした

美姫は目をこすりながら

顔をあげた

「じゃあ早苗行こっか」

美姫は立ち上がった

「どこに!?」

「高木くんのとこ」

私は手を引っ張られ

あえなく連行された

高木くんは確か2組

2組を美姫が覗いた

「あっ!いた!!高木くん!!」

美姫が高木くんを呼んだ

「ちょ、美姫!!!」

高木くんが近づいてきた

怖い…

「さっきはなんかごめんね」

美姫キャラ違うし

「いいよ…べつに」

高木くんと目があった

やばっ…怖い

美姫が私の方を見てから

また高木くんの方を見て

高木くんにこういった

「アドレス教えて!!」

私はびっくりした

高木くんはケータイを取り出し

美姫とアドレスを交換した

美姫は喜んでいた

「ありがと♪じゃあ夜メールするね!早苗行こう!」

私と美姫が高木くんから

離れようとした時だった

「早苗ちゃんだっけ?」

私は振り返った

高木くんが近づいてくる

そして

「君のも教えて」

私は動揺した