遼太郎くんがいた 「高木くん」 「さっきぶりだな」 私の隣に立つ高木くん 「そうだね」 「美姫は?」 「たぶん家」 「そっか…」 「高木くんさぼるんじゃなかったの?」 「あぁ…単位足りないらしいし」 「うちもやばいよーさぼりまくってるから」 「俺親父がうっさいからさ」 ――ドックン 「そ、そうなんだ」 一番聞きたくない言葉 久しぶりに聞いた言葉 一番大嫌いな言葉