「今、見つけたの。」

「私の、私達の神様。」

「私ね、お願いしたの。神様、私を見つけてください。って。」

「そしたらお姉ちゃんが来たんだよ。」

留衣は一切の曇りが無い瞳で私を見つめる。

純粋な、ただ純粋な瞳で…。

「お姉ちゃんが神様だったんだね。」

留衣はそう言った。