ころがり会の今日の活動は、『自分の特技を紹介しましょう』という物だった。
それぞれ、前に出て、歌を歌ったり、描いた絵を見せたり、作った料理の写真を見せたりした。
僕は、体がやわらかいのが特技だったので、みんなの前で、いろいろなポーズを披露した。
その時に靴を脱いだ。
僕のポーズは結構好評で、アンコールに答えて、長い時間前に出ていた。
しばらくして自分の席に戻って来た時、靴はもう無かった。
近くの席にいたのは、咲坂きのこ、トキオ、ナナフシ、シバケンの4人だ。
「犯人はこの中にいる」
僕はビシっと、そう言ってやった。
「はぁ?」
トキオが言う。
「ひょっとして僕らを疑っているのかい」
ナナフシはそう言って、鼻で笑った。
「あの……私は、靴を隠すなんてこと、しませんよ」
悲しそうにきのこが言う。
「山田丸!きのこを疑うなんてひどいじゃないか」
トキオが言う。
「キヒヒヒ」
シバケンは笑っている。
「きのこさん、ご、ごめんなさい。僕、そんなつもりじゃ」
あわてて僕は言った。
きのこに嫌われるのは避けたい。
「山田丸さん、すぐに人を疑うのは良くないことです」
きのこが言う。
「そ、そうですね!きのこさんはそんなことする人じゃありませんネ!ご、ごめんなさい」
僕がそう言うと、きのこはにっこりと笑った。
「わかってくれたなら良いです」
それぞれ、前に出て、歌を歌ったり、描いた絵を見せたり、作った料理の写真を見せたりした。
僕は、体がやわらかいのが特技だったので、みんなの前で、いろいろなポーズを披露した。
その時に靴を脱いだ。
僕のポーズは結構好評で、アンコールに答えて、長い時間前に出ていた。
しばらくして自分の席に戻って来た時、靴はもう無かった。
近くの席にいたのは、咲坂きのこ、トキオ、ナナフシ、シバケンの4人だ。
「犯人はこの中にいる」
僕はビシっと、そう言ってやった。
「はぁ?」
トキオが言う。
「ひょっとして僕らを疑っているのかい」
ナナフシはそう言って、鼻で笑った。
「あの……私は、靴を隠すなんてこと、しませんよ」
悲しそうにきのこが言う。
「山田丸!きのこを疑うなんてひどいじゃないか」
トキオが言う。
「キヒヒヒ」
シバケンは笑っている。
「きのこさん、ご、ごめんなさい。僕、そんなつもりじゃ」
あわてて僕は言った。
きのこに嫌われるのは避けたい。
「山田丸さん、すぐに人を疑うのは良くないことです」
きのこが言う。
「そ、そうですね!きのこさんはそんなことする人じゃありませんネ!ご、ごめんなさい」
僕がそう言うと、きのこはにっこりと笑った。
「わかってくれたなら良いです」


