「ナナ君、トキ君、あっちに行こうよ」

めるが二人に言った。


「ああ。そうしよう」

トキオはそう言って、めると一緒に僕から一番離れた席に座った。


「変態だな」

ナナフシは一言そう言った。


それからめるの隣の椅子に座った。







涙があふれ出る。






僕のそんな様子をシバケンは写真に収め続けた。



翌日、案の定、写真はA4サイズにプリントされて、めるに贈呈された。