でも、そんな夢のような時間も すぐに終わってしまった。 学校が目の前に 見えてきていたからだった。 うちは護に言われるがままに 仕方なく自転車から降りた。 たまに先生が見回りをしているため、 2人乗りが見つかると、 後々が面倒臭いらしい。 それでも、 うちは護と一緒にいたかった。 2人だけで一緒にいたかった。