「もしかしてあの噂のこと?」 「あれ、知ってんの?」 「だって俺とお前が付き合ってる ってふざけた噂、 自分が知らないわけないだろ。 嫌でも耳に入る。」 「まあ、確かにふざけてるよね」 あはは、と乾いた声で笑って うちは前を向いた。 雲が凄いスピードで 頭上を通りすぎていく。 気が付けば、 空から雲はほとんど消え去って 透き通った、 淡色のい青い空が顔を出していた。 この心もこの空みたいに 晴れ渡ればいいのに。 そう思いながら空を見つめていた。