しまった、と思った。 何故なら、 うちは一瞬にして 何も知らないクラスの女子全員を 敵に回してしまったのだから。 「…! まさか、今日のみんなの 様子がおかしかったのは…。」 ミキを睨みつけながら発した言葉は ミキの嘲笑によってかき消された。 「そうだよ? あたしたちが流したの。 もっとも、このクラスの子は 大半が知らなかっただろうけど、」 …単純にムカついた。