ひっきーの恋


こんな惨めな気持になって帰るのは
久しぶりだなあ、と思う。

少し自嘲気味に笑いながら
うちは重い足を引きずるように
いつもの帰り道を歩き始めた。

♪♪~♪~♪~

こんなに沈んでいるときに
携帯から軽快なメールの着信音がして
何だかイラッとする。

ポケットから携帯を取り出して
乱暴に開けると、

そこには、
好きな人の名前が表示されていた。