「っ…いやぁぁぁっ!」 奪われたくない。 失いたくない。 怖い。 嫌だ。 誰か助けて。 2つの気持ちが混ざって、 うちは目に溜まり始めた涙と一緒に 悲鳴を上げた。 恍惚そうな顔をしたそいつが うちの制服を引き裂かんと 一気に手前に手を引こうとした。