何だか、 心臓が圧迫されて、 心が風船のように パンパンに膨れ上がるような そんなおかしな感情がうちを襲う。 そして、それに一瞬で 耐えきれなくなったうちは、 小さな声で、 「ばいばい」とだけいうと、 鞄を持たずに教室を飛び出した。 向かう先は、 とりあえず未定。