女じゃん!
容姿だけ!
超美人!
率直な感想はその3つの単語だった。
やばい。
自然が生んだ人間て素晴らしい(一部)
そんな風に目をキラキラさせ、
窓に張り付くうちは完全に不審者。
残っていた生徒は
うちに変なものを見る視線を向ける。
でも気にしない。
もうこんな視線なんて慣れた。
サボり君がどこかに消えるのと同時に
窓から顔を離したうちは
とてつもなく声をかけづらそうにしている
護と目があった。
「…。」
「…。」
「…。」
短い沈黙。
「え、と」
先に声を上げたのはうち。
「部活、頑張ってね。」
それだけ言うと走って教室を出た。
やばい。
超ヤバい。
はっっず!!!
うちの顔は
羞恥心でとてつもなく赤かった。
と思う。


