【先生×生徒シリーズ】禁断の果実―音楽の先生×男子生徒―





「海陽?私のこと、軽蔑したでしょ?嫌いになったでしょ?」


「軽蔑もしてないし、嫌いにもなってないよ。だって約束したでしょ?」


「海陽……」



いくら約束したからって、絶対に軽蔑されて嫌いになると思ってた。


海陽と、ただの"教師"と"生徒"の関係に戻ることも覚悟していた。



「紗英さん……話してくれて、ありがとう……」



海陽が私の頭を撫でる。



「不安でいっぱいだったんでしょ?苦しくて辛かったな……」



海陽の優しい言葉に、再び涙が溢れてきた。



「紗英さん?」


「ん?」


「調べた?」


「えっ?」


「検査薬で調べた?」



私は無言で首を左右に振った。



「俺、これから検査薬を買って来るから調べてみよ?」



海陽はそう言ってソファーから立ち上がった。



「大丈夫だから……」



そう言って、優しい笑顔を見せてくれた海陽はリビングを出て行った。