《カーン カーン カーン おめでとう!おめでとう》 …………頭痛い あたしは暖かい直輝の腕の中で目を覚ました。 天使のような 子供のような 可愛いらしい寝顔 あたしの体を包んでいた直輝の腕をそっとどかし 「ありがとう」 そっと呟いた。 『ごめんね。ありがとう。 090-****-****』 ガラスのテーブルの上にメモを残し、あたしは部屋を後にした。 またきちんと謝るね。