砂嵐のいたずら〜バレンタイン2010〜




「だって…そんなこと言ったら…

本当に…

………本当に会いたくなっちゃうじゃない!!!」


堪えきれなくなった涙が後から後から溢れてきて、頬を濡らした。


本当は会いたいの。


すぐにでも会いたい!!!


チャールズ、


あなたに…





電話の向こうのチャールズは、無言になってしまった。


やっぱり私ってわがままで自分勝手だ。


言うんじゃなかった。


泣くんじゃなかった。


絶対呆れているよね。





《……わかった。

すぐにそっちに行くから、絶対そこを動くなよ。


プツン!

プーップーップーッ……》


無情にも突然切られた電話から、冷たい電子音が流れた。