俺はそんな智美にずーっと片思いしてたんだ。 だから誰にも渡す気なんて全然ない。 あのバレンタインの日から俺達は付き合っている。 まあ、色々な人の協力があったから今があるんだよな。 「俺のおかげじゃん」 「陵。お前になにを協力された?」 「まあ、色々?」 友達の陵は天使のような可愛いさをもっている男。 けど中身は最悪で小悪魔だ。 まあ、いい奴なんだけどね。 「けどさ、海斗と智美が付き合うなんて誰もが思ってたことだろ」 陵は呆れながら言う。