彼は携帯電話を置くと私の後ろに立ち、包むように抱き締めた 「俺も付けていい?」 「何を?」 「ちぇっ。分かってるくせにそういう事言うんだ…」 拗ねちゃったかな? こういう所も可愛いんだよねぇ 「珈琲いれたし、冷めないうちに飲まない?」 「……飲む」 それだけ言うと私の手から2つのカップを持ちソファに向かった 私はその後ろを歩く 彼がソファに座りカップをテーブルに置くと隣に座ろうとした私に「深雪さんはここ」と言って彼の脚の間へと促された