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ディアナ!
お願いだ、行かないで…

イヴァ…すまない。

ディアナがいなくなったら、私は…ひとりぼっちだ。

…そうかもしれないね。だけど、私は女神だ。人間と共に歩み、例えその道が違えたとしても彼らに手を貸してやる…それが、私の存在理由だろう?

そんなこと知るか!そもそもこんな馬鹿げたこと…人間が起こした戦争だぞ、どうしてディアナが苦しむ必要がある!?

イヴァ…泣かないで…

行くな…行ったら、殺されるに決まってる…

…じゃあ、こうしよう。

え?

生きて、見定めて。イヴァ。人間は、私が死んでまで生かす価値があったのか、どうか。

…あなたが、次の女神だ。

ねえ

みんないつか
私たちのことなんて
忘れてしまうよ

それでも

行ってしまうんだね

貴女も
貴男も

ああ

甘い夢に浸って
何もかも

忘れてしまえたら良いのに───