古より
グレスティアの教えとして
グレスト王国に伝わる
伝承にはこうある

汝が救いを求めし時
五つの涙を我に納めよ
我は永き眠りより目覚めん

冬が終わらず
草木が死に絶え
グレストが危機に瀕す時

我は汝に力を貸そう

若しくは
汝の死をもって
其の悪を背負うが良い

グレストは死の衣を纏いて
火の涙を流し

最期の一瞬まで
汝等と共にあるだろう────

と。