そんなあたしたちをまた・・・苦しめたんだ。
あたしたちはそんな空気のまま、
一週間が経った・・・。




あたしは、もう学校ではいじめとか噂はされなくなり、
愛とも普通に過ごすことができた。
それに何より愛は彼氏ができた。
だから愛は彼氏と帰るし・・・それに・・・
和也とはまだ気まずいままで・・・。
今日は1人で帰ることになった。
するとあやしそうな黒い車があたしの近くでとまった。
おそるおそる通りがけようとした瞬間、
車から誰かが出てきてあたしの腕を引っ張り、
仲へ入れられた。




「いったっ・・・」
あたしは腕を強引につかまれたから、
すごく痛かった。
「なぁ。おねえさん?
俺らと遊ばない?何もしないからさっ!」
この瞬間、あたしはあの時のことを思い出した。
あたしが・・・
おそわれた時を・・・



フラッシュバックーーー。
恐怖感があたしをおそう。



こわい・・・
こわい・・・和也・・・助けて・・・。


わかってるよ。
助けに来られないこと・・・
わかってるの・・・わかってる・・・。