それより、ここは大丈夫なのだろうか。
ボーンたちに見つかったら、まさに袋の鼠だ。
三階だから、飛び降りることもできない。
「あの、カーテン……閉めてもいいですか」
ボソッと呟く拓馬。
「え?いいけど……なぜ、カーテンを?」
「ちょっと、追われてて……」
「そりゃ、大変だ」
慌ててカーテンを閉める竜太。
本当にいい人だ。わけも聞かないで、全面的に拓馬に協力してくれる。こんな、不審者のような拓馬に……
……え?不審者?
待てよ。おかしくないか。
俺は、包丁を片手に怯えていた。
これを、一般人が見たらどう思うだろうか。どう考えても、不審者だ。
それを、何も聞かずに、家に避難させた。
……待て。避難って、何だ。
確かに、竜太は『とりあえずここに避難しろ』と言った。
どうしてわかる?たったあの状況を見ただけで、どうして俺がピンチだとわかったんだ。
ピンチだと判断するには、もう少し情報が必要なはずだ。
しかし、竜太は情報を持っていなかった。
なぜなら、拓馬に「一体どういう状況なんだ」と問いかけたからだ。
つまり、何も知らない。何も知らないで、包丁を持った不審者を家に匿るだろうか。
いや、そんなことはしない。普通の人なら。
つまり、竜太は普通の人ではない。
だとしたら、ゲーム側の用意した味方か、それとも……
敵か。
ボーンたちに見つかったら、まさに袋の鼠だ。
三階だから、飛び降りることもできない。
「あの、カーテン……閉めてもいいですか」
ボソッと呟く拓馬。
「え?いいけど……なぜ、カーテンを?」
「ちょっと、追われてて……」
「そりゃ、大変だ」
慌ててカーテンを閉める竜太。
本当にいい人だ。わけも聞かないで、全面的に拓馬に協力してくれる。こんな、不審者のような拓馬に……
……え?不審者?
待てよ。おかしくないか。
俺は、包丁を片手に怯えていた。
これを、一般人が見たらどう思うだろうか。どう考えても、不審者だ。
それを、何も聞かずに、家に避難させた。
……待て。避難って、何だ。
確かに、竜太は『とりあえずここに避難しろ』と言った。
どうしてわかる?たったあの状況を見ただけで、どうして俺がピンチだとわかったんだ。
ピンチだと判断するには、もう少し情報が必要なはずだ。
しかし、竜太は情報を持っていなかった。
なぜなら、拓馬に「一体どういう状況なんだ」と問いかけたからだ。
つまり、何も知らない。何も知らないで、包丁を持った不審者を家に匿るだろうか。
いや、そんなことはしない。普通の人なら。
つまり、竜太は普通の人ではない。
だとしたら、ゲーム側の用意した味方か、それとも……
敵か。


