そうだ。忘れていた。



 この人たちは…りょーが好きなんだ。




 りょーの突然の登場に驚きを隠せない様子だった。





 「えっ…なんで涼介くんが…」





 「いい加減にしてくれないかな」





 りょー…?




 怒ってる?





 「いいからとっとと消えろよ!!!!」




 りょーはその子に怒鳴りつけて近くにあったゴミ箱を蹴飛ばした。