「もうすぐで卒業だな……」 「なんか、寂しい」 その声に 私は足を止めた 見上げれば、そこには 『3−D』の文字 私の、“もしかして”は そのことで確信に変わった 間違いなく、ここは 松下先輩のクラスで 聞こえてくる、この声は 松下先輩たちの声で それは、中に 松下先輩たちがいることを意味していた