希望の星

悠君は、殴られた頬を、軽くさすった。



「やっぱ俺って最悪だな」



「そんなことないよぉ」



「いや、最悪だ・・・」



屋上。



「明日香、大丈夫?」



「うん、まぁね」



「レミって奴もむかつくけど、悠が一番むかつくよね!!」



「そうかな・・・」



「え?」



「全部あたしが悪いんだ。」



「何言ってるの?明日香は全然悪くないよ」



あたしは、ベンチからお尻を離した。



「あたし、決めた!!」



「何を?」



「悠君のことはサッパリ忘れる事にするよ!!」



ツインテールの髪が、風になびく。