「ただいま戻りましたぁー!」 買ってきたものを教室に置いて、 二人で寮に帰ってきた。 結局、荷物は唯抖が運んでくれた。 持つ?って聞いても、唯抖は首を振って大丈夫だよって答えてきた。 プレイルームに入ると、 「あっ!椎榎ちゃーん!おかえりっ!」 ソファーに座って携帯をいじっていた靖杜はあたしたちを見た途端、飛び上がってこっちへ向かった。 「うぐっ!」 そして前から思いっきり抱き着かれる。 「あっ!僕もっ!」 「ぶふっ!!」 ……またか。 ……またこのパターンか。