すると、やっと奥から橘サン出てくる気配がした。 「橘サ……。」 俺は言葉に詰まった。 奥から来るのは、橘サンではなかった。 …この前、橘サンのことを呼んでたおばさん。 この店をやっている人。 「いらっしゃいっ。 どの花が欲しいんだい?」 おばさんはテキパキと俺に接客をする。