ギブアップ



そんな俺を待っていたのは、


思いがけない言葉だった.



「強奪したぶんの半分の金あげるから、このままこのタクシーで一緒にどこかずっと遠くまで逃げちゃわない?」




・・・え?


嬉しいような、悲しいような、惨めなような・・・


とにかくびっくりする他なかった



まさかの提案 まさかの発言


不思議と言い切った犯人の顔は自信に満ちている

あれ?ちょっとカッコイいかも、アンタ