曖昧なカンケイ~私たちは恋をした~






俺の顔を見ずに視線をあわせない




「俺は一回も絢のことを“姉”と思ったことなんてない。」




「恭平…」




キーンコンカーコン…



タイミングよくチャイムがなった。

俺と絢は何も話さずに資料室から出た











この話を人に聞かれてるとも知らずに――……