あれはいくつぐらいの時だったかな――…?






『今日からお前たちは姉弟だよ。』


あれはお父さんの一言から始まったんだ。





『わたし、絢っていうーの!』



『ぼくは………きょーへい』





恭平は最初、大人しくて泣き虫な男の子だった。