曖昧なカンケイ~私たちは恋をした~





ごめんね。葉月ちゃん



「分かった。恭平にそう言って断るね?だから葉月ちゃんは恭平のそばにいてあげて」




私は葉月ちゃんの頭を撫でて視線を合わせた。



「うん。ありがとう絢お姉ちゃん!」





葉月ちゃんは本当の妹みたいに私に泣きながら抱きついた





もう恭平のそばにいるのは、私じゃなくて葉月ちゃんだよ





私には輝がいて……
恭平には葉月ちゃんがいる。




それで皆、幸せになれると信じてた――…。