――――――――― あの後、玲央から着信とメールが何通かあった。 しかし私は内容を見ず、携帯の電源を切って、部屋に閉じこもった。 玲央からの連絡を無視するなんて初めてだ。 「美咲ぃー、起きなさい!」 というお母さんの声を聞き、昨日から一睡もしていない事に気付いた。 カーテンを開けると、私の心と同じくザーザーと雨が降っていた。