『ありがと…』 そっとお礼を言った。 「ん。」 少しだけ素っ気無く返ってきた返事。 やっぱ…怒ってるのかなぁ……? でも今は、それは聞かないね? ずっと…婁唯に聞きたかったことも… 全部、後でいい。 今は、“どうして”より “ありがとう”の方が大きいから。 「起きれるか?」 婁唯は私の手は離さず、逆の手で私の肩を支えてくれた。 私はそれに答えるように、上半身を起こす。 そしてゆっくりと足を床につけ、立ち上がる。 立てたぁ…。 なんて思っていられるのもつかの間で。