ソファに横たわっていた俺の体が、スッと起き上がる。 マジ、ありえねぇ… 穂乃歌から電話…? 隕石、落ちねぇといいけどな。 「もしもし?」 柄にもなく、少しだけ緊張しながら電話に出た。 電話の向こうからは、愛しくて、可愛らしい声がして。 今すぐ会いたいという衝動に駆られる。 そんな俺の願いをかなえたのは、穂乃歌だった。 “迎えに来て?” そんな言葉、お前から聞けるなんて…夢みてぇだよ…