「…俊のこと、許してやれよ。」 『大丈夫だよ。別に、怒ってる訳でもないから♪』 そう答えた私に、支葵は眉間にしわを寄せた。 「なんだよそれ。嫌じゃなかったってこと?」 『ちがッ!』 「な~んだ、助けなくてもよかったって訳だ?」 『違うよ…』 嫌だった… あのまま唇が触れていれば、今頃私は涙の海におぼれている… 『支葵が来てくれたから…』 「俺?」 支葵が来てくれたから何もされてないんだよ? 支葵が来てくれたから今私笑ってるんだよ? 全部、全部。 支葵のおかげなんだよ…