狼執事とお嬢様♡




「絶対、俺の手とると思ってた。
つーか取らなかったら殺そうと思った。」

『殺されないでよかった♪
それに、支葵を選ばない訳ないでしょ?』

「…うっわ、超可愛い。
今すぐ喰いたいんだけど、今はムリだな。」




そう言って支葵は私から目をそらした。


視線の先には…


もちろん。




「勝手に2人の世界に入られても困るんだけど?」

「ごめんなさいねーお邪魔虫でーー!!

あーぁーいーなっ!オレも穂乃歌喰いたいー。」

「は?そんなこと言ったら
俺も食いたい。」



『超勘弁♪』


「ブッコロス。」





ホントは、2人がいなくても喰べられるつもりないんだけど…



まぁ、いっかぁ♪






「………」




支葵が、俊が…海琉が。



スッと呼吸を整える。




支葵が言った。





「さぁ、お嬢様?

参りましょう。」




その綺麗な笑顔には、思わず見とれてしまった。




少しだけ手に力が入った。


支葵はその手を、柔らかく握りかえしてくれた。