狼執事とお嬢様♡



『!?』



不意に、視界が暗くなる。



そして、今起こったばかりのことと同じことが起こった。




引き寄せられ、触れる唇。





ただ、触れ方が違う。






荒々しくも優しい。





『…っ……』





何度も角度を変えて、深くなっていくキス。







もう1度、支葵とこんなキスができるなんて…



そんなことを考えながら、甘い時間は過ぎる。










『っ……
いきなり何っ…??』


「…お前がキスなんかされてっからだろ?

隙だらけなんだよ、無防備、バカ、アホ。」


『なっ!ヒッド…』


「…は?優しいだろ。」




なんて言って、支葵はまた、深く優しいキスをしてきた。



…そーゆー優しいデスカ……



なんて、少し呆れながらも、内心嬉しくて仕方なかったんだ。