もしも支葵より先に、龍に出会っていたら… そう考えると、今…状況は変わっていただろうか…? 龍、貴方は本当にいい男で。 心が広くて、やさしくて。 全てを包み込んでくれる温かい人だった。 私は龍のその優しさを無駄にはしない。 龍が、去っていく足音だけが… 私と支葵の沈黙の中に響いていた。 「穂乃歌…」 『なに?』