狼執事とお嬢様♡





「支葵のくせして、穂乃歌に泣きそうな顔させてんな、アホ。」








俊はそういって私の手を引き、リビングを後にした。









後ろを少しだけ見ると、







切なそうな、悔しそうな顔の支葵



不服そうな龍



呆れ顔の海琉





3人が、それぞれの想いをあからさまに顔に出していた。










それが少しだけ珍しい気がしたのは、きっと私も俊も同じで。





顔を見合わせて少し苦笑いしたんだ。