「支葵のくせして、穂乃歌に泣きそうな顔させてんな、アホ。」 俊はそういって私の手を引き、リビングを後にした。 後ろを少しだけ見ると、 切なそうな、悔しそうな顔の支葵 不服そうな龍 呆れ顔の海琉 3人が、それぞれの想いをあからさまに顔に出していた。 それが少しだけ珍しい気がしたのは、きっと私も俊も同じで。 顔を見合わせて少し苦笑いしたんだ。