狼執事とお嬢様♡





私は俊を見上げた。



俊は私は見ると、少しはにかんだ。



…ように、見えた。





スッと前に出た俊。



俊は支葵に何か耳打ちをした。





その言葉は私の耳には入らなかった。





俊の言葉を聴き終わるなり、支葵が目を丸くした。





「俊お前、本気か…?」


「ウソだと思う?」


「…いや。」


「わかってんじゃん。
ね、いいわけ?」


「…いいわけ……


ねぇだろ。」


「ふーん…


でも俺、引かないから。」


「は…?」





支葵が眉間に皺を寄せると同時に…




「お前らしくない。
そんなんだったら俺が穂乃歌のそばに居る。」




俊に抱き寄せられた。