「穂乃歌ー??」
聞き覚えのある、高く可愛らしい声に名前を呼ばれ、我に返る。
そうだ、今いる場所は学校。
『ん?何っ?』
ふわふわの髪を軽く揺らすと、首をかしげた莉緒。
後ろには、綺麗に真っ直ぐ伸びた長い髪の麻衣に、
おだんご命の芽衣。
やっぱり姉御サンは長い髪が似合うね。
「さっきからボーッとして、どぉしたの??」
莉緒は座り込み、席に座っている私より少し低く体制をとると、心配そうに私の顔を覗き込んだ。
心配、かけてる…かな、
『ううんっ、なんでもないよっ!
ホント…なんでもないんだ♪』
作り笑いも限界の私。
必死に言い訳するも、麻衣に指摘をされる。
「嘘。」

