狼執事とお嬢様♡





―――…


「…聞きたいこと、聞いていいから。」

『うん…。』



さっきとは違う、少しだけ重い空気。



数分歩いた私たちは喫茶店へ入った。




アイスティーが2つ、テーブルに上に。


カラン、と氷がぶつかる音に目をやる。


氷が溶けた。



…それだけの時間私は聞けずにいるんだ。



聞きたいことは、たくさんあるはずなのに。




心の中でいろんなものは渦巻く。





「…じゃぁ、俺から1つ。」

『えッ…何…?』



不意に耳に入った和哉君の声。

びっくりした。同時に…


少しだけ軽くなった私の心。



気を使わせているのかな…?



和哉君は1度視線を外にそらした後、私を見ていった。





「俺、結構この見合い本気だから。
そこんとこよろしく♪」

『へッ???』