―――……
私は俊と海琉にも同じ事を説明した。
止まったばかりの涙。
目が少し赤いかもしれない…。
それでも私は話した。
「何ソレ…穂乃歌…
ホントにお見合いするの?」
『…うん。』
海琉は悲しそうに「そっか…」
とだけ言った。
「…お見合いする必要、ある?」
『分からない…。
でも…いいの。』
私の答えに不満があるかのように俊は眉間に皺を寄せた。
そして海琉も俊も、支葵を見た。
「支葵、お前ッ…!」
「やめろ海琉。」
支葵の胸倉を掴んだ海琉。
それを止めた俊。
こんなことになるなんて…
誰が想像しただろう…
私はこの日、学校を休んで屋敷へ行く準備をした。
夜が明け、朝が来る…

