「あー穂乃歌ー?」
『はい…。』
私は何を言われるのかと若干ビクビクしながらも応答をする。
そばにいる支葵も、心配そうに私を見ている。
「穂乃歌ってーもう17よねー?」
『はぃ…?』
歳?歳を聞いているの?この人は。
一瞬目を点にした私を、支葵は何があったんだと言わんばかりに見る。
『そうね…。もう17になるわ。』
「そぉよねー♪それでー、私から提案なんだけどー♪」
電話の向こう側から聞こえるはしゃいた自分の母親の声に、耳を離したくなりながらも話を続けた。
『なんですか…?』
どーせまたろくでもないことを言い出すのだろう…
なんて、少しだけうんざりしながら母親の次の言葉に耳を傾けた。
そして次の言葉に、私は言葉を失うことになる。
「結婚できる歳な訳だし?
お見合いなんてどーお♪?」
『え……?』

