『2人ともやめてよ!
ココ何処だと思ってるのよ?』
その言葉に、俊は顔を上げ、婁唯は視線を遠くする。
徐に口を開いたのは、支葵だった。
「婁唯さん…。
穂乃歌困らせて楽しいかよ?
俺だったら絶対ぇこんなヘマしませんけどね?」
半分は、丁寧で。
でも大半は、素の支葵で。
支葵の目は真っ直ぐに婁唯を見つめていた。
1つ短いため息をついた海琉。
口を開くと言った。
「俺、アンタ嫌いかも。
穂乃歌困らせる奴は全員嫌いだけどね?
1年は1年の教室に行かれたほうがいいのでは?」
海琉の言葉は婁唯を拒絶しているとしか思えなかった。
そして海琉もまた、視線の先は婁唯に…。
「…フン。ずいぶんと生意気だな…
でもまぁ…。」
婁唯は続きの言葉を飲み込み、軽く鼻で笑うとそのまま教室を去った。
その意味を、私は近々知ることになる……
――私達は注目の的で。
婁唯が出て行くと、一斉にザワ付き始めるクラス。
鶴の一声をあげたのは真衣だった。
「うるせぇな…。」
一瞬にして静まり返る教室。
とりあえず…OK?

