―――……
入学式も終わり、私は教室にいた。
「ホントはチョット楽しみっしょー♪」
『んーどぉだろーねー?』
海琉は間に支葵を挟んだ少しだけ離れている席から私の席まで移動してきた。
俊の机の上に軽く座りながら少し機嫌よさそうに話しかけてくる海琉。
「あー俊&支葵ー」
「何?」
「…ん?」
「あのさー来月ってー…」
海琉は思い出したかのように話し出した。
「忘れるわけねぇだろ。」
「俺も。」
その3人の会話が、私にはよく分からなくて。
瞬きの回数は増えるばかりの私。
『ねぇ、何の話ー?』
「んー?内緒ー♪」
ニッと口を横に開いて歯を見せた海琉。
「穂乃歌ー!」
『へッ?』
急に呼ばれた名前。
私は肩を上げた。

