もぉ!信じらんない!


「ねぇ、早く呼んでよ?
 キス、しちゃうよ…?」

『かッ…海琉ッ!』

「わーい♪やったね☆
 ありがと、穂乃歌♪」


一言そういうと、海琉は俊にキスされた反対の頬にキスをした。


「ご褒美ー、みたいなー♪」

『バッ!バカぁッ!』


なにしてくれちゃってんのよッ!俊も海琉もッ!


「お前ら、ざけんなよ…」


「「…!」」


殺気に満ち溢れた支葵…

超怖いんですけど…?



「俺、まだ手ぇ出してないんだけど?」

「知るか☆」

「…まだだったんだ?」



ま、まだ?!
まだってなにッ!
手出すき満々ってこと?!


「俺にもさせろ」



そう言って支葵は私の額にキスを落とした。




『意味か分かんないぃぃ~ッッ!!』


私の叫び声が広い家にむなしく響き分かった。



これから先…

不安すぎる!


この狼執事達に困らされる日々が続きそうです……