和哉君はまた歩き出した。





私は、和哉君の背中が見えなくなるまで、ずっと、ずっと見ていた。









ありがとう…


ごめんね…











――――………




私は、莉緒達の居る屋上へ戻った。



案の定質問の嵐で…




「どこ行ってたの??」

「何?男??」

「バレンタインってことか!!」

「誰に渡したの??」

「あそこまで慌てるってことは!?」





莉緒と芽衣だけが、2人で盛り上がる中。

真衣だけが…




「2時間目もサボるつもり?
時間ないんだけど?」



クールに決めてくれますねぇ…