狼執事とお嬢様♡


「俺に?」

『うん…あの、迷惑…かなぁ?』



ボーッと自分の手の上にあるものを見つめる和哉君。

そんな和哉君に、私はそんな不安を抱いてしまった。



「いや?すっげぇ嬉しい。」

『そっかぁ…よかったぁ♪』



抱く必要の無い不安を、抱いた。



「ありがとな。」

『うん♪』



沈黙してしまった私達。




どぉしよぉ…

とりあえずッ…何か話題を…




『あのッ…』

「あのさ。」

『ハイッ!』



話題を振ろうとしたら話しかけられてしまった私。

思わず大きく返事を返した。


意味は、無いけれど。



『ッ…!』



不意に引かれた腕。

包まれる体。



今、何が起こっているの…?




気づけば私は…和哉君の腕の中にいた。